明らかになった木舟城下の所在地

古図と現在の地図の比較により木舟城下の所在地が明らかになった。採用した具体的な手法は、地理情報システム(ArcGIS)の位置合わせ(ジオリファレンス)の機能を利用し、木舟八幡宮と貴布禰神社を位置合わせの基準点に古図(戦国の終焉 六一書房 43ページ 木舟周辺の小字・呼称等分布図)の木舟城下の位置に対応する現在の地図(国土地理院地図)の所在地を明らかにした。同位置合わせ処理により柳川神社(位置合わせの基準点でない神社)について、上記の古図と現在の地図(国土地理院地図)の位置(座標)を一致させることができた。座標変動が比較的少ない3神社の位置(座標)について、位置合わせを達成できたことで下記の地図はかなり精度の高い木舟城下の所在地の位置(座標)情報を提供していると思います。木舟城下の理解を深める上で1つの情報としてご活用ください。

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下記の地図は、上記の地図より対象の範囲を広げたものです。大岡神社、大滝神社および貴布禰神社の3神社を基準点に古図(戦国の終焉 六一書房 82ページ 遺跡周辺の地名)に対応する現在の地図(国土地理院の地図)の木舟城下の位置を地理情報システム(ArcGIS)の位置合わせ(ジオリファレンス)の機能を利用して明らかにしました。利用した古図の精度が低いためか、一部地域で現在の地図(国土地理院の地図)との間でズレが発生しました。相対的に木舟城下の町の位置を確認する上でご参照ください。

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上記で参考にした古図は、「戦国の終焉」(六一書房)から引用。

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